33億6000万円

話す大人です

8月までの桃パフェ(TSUBASA COFFEE/新宿御苑・新宿三丁目)

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Twitterで先々月くらいにバズっていた桃のパフェを食べに行った(日々の情報の8割Twitterから取ってる)新宿御苑駅か新宿3丁目駅の近くの小さいお店。

お店はここTSUBASA COFFEE (ツバサ コーヒー) - 新宿御苑前/カフェ | 食べログ


この桃のパフェ、なんかものすごい長い名前が付いてたけど覚えてない。公式インスタから前日まで予約もできるが、予約の場合ワンドリンクを必ず注文するルール。8月いっぱいだと思うので気になる場合は行っても良いと思う。まあまあおいしかったので。お値段は税込み1600円。このレベルのパフェだと相当手頃な方かと思う。まあ高級ホテル系とかとはブランド代や場所が違うしね……

パフェの構成はざっくり
・切った桃 
・塩バニラアイス 
・小ぶりのプリン 
クリームチーズアイス 
クリームチーズ 
ラズベリーエスプーマとエスプレッソのエスプーマ 
コーヒーゼリー 
シャンパンゼリー
スポンジケーキ 
・パイ生地みたいなザクザクしたやつ 
・ブルーベリー数粒 ・「追い桃」(パフェ横の小瓶、大きめの角切りの桃とシロップ)

フルーツと生クリームだけ詰めたようなパフェよりもいろんなもの入れて複雑な味のする凝りに凝ったパフェの方が好きなので、好きなタイプだった。フルーツだけ味わいたい!という人向けではない。
シャンパンゼリーもコーヒーゼリーも苦めだし、エスプレッソのエスプーマも苦味があるので甘味・酸味だけじゃなく苦味も加わった割と大人な仕上がりだと思う。コーヒーが売りの店でもあるようだし。エスプレッソのエスプーマが個人的にはすごく好きで、いい仕事してたと思う。ラズベリーエスプーマはほぼ酸味のないやさしい味。
普通のパフェって甘味が続くとキツいからフルーツの酸味を甘味にうまく挟んで…って形で攻略していくと思うんだけど、このパフェだとそこに想定外の苦味プレイヤーがかなり存在感発揮して噛んでくるので普段の感覚だと戦略狂う! 桃が一番甘く感じるようにわざわざ常温にしてあるのがこだわりポイントっぽいが、普通に冷やしてよという人もいるかも。私は好きだった。
あとクリームチーズ、めちゃくちゃ濃かったな……

がっつりスポンジケーキが入ってたり(ど真ん中に入っており、いろんなものの土台になってることに後から気づく 縁の下の力持ち)、自家製の小さいプリンが載ってたり、大胆でよかった。桃は最初に乗ってる量だけだと他の具材が多種類あるだけにやや寂しいので追い桃があるのが非常に良い。楽しいしおいしいから。
丸太を切ったような分厚いお盆というか台にパフェグラスを乗せてくれるのもおしゃれで嬉しい。

ただ超オシャレ完璧隙なしお店かというと全然そんなことはなかった。内装はかわいいし落ち着いたトーンでまとまってるし写真映えするこぢんまりしたお店なのだが、片付けがちょっと苦手っぽい雰囲気がある。
カウンターに面したおしゃれな食器棚に普通に宅急便の伝票が立てかけられてたり資材物置きと思しきところのカーテンが普通に半開きで中めっちゃ見えてたり、あと食器の積み方とかがどうも20代の一人暮らしっぽかったり、こう細部の詰めが甘い感じ。小さいお店だから手狭なんだろうな。冒頭の写真にも実はキッチンペーパーのロールが映り込んでいる。クロネコヤマトの伝票は流石にこんなもん写したら気の毒なのでパフェの後ろに隠れるように撮った。(衛生的に問題だろと思うようなところは無かったよ!)
あとアクリル板やら食器棚やらに店主のものと思しき顔写真がバッチリ貼ってあったりメニューの商品名がめちゃ長文ポエムだったりしてバリスタという生き物の流儀……?ナルシシズム……?を見せつけられる感じもすごくある。

最初はン〜…怖えな……このノリ……と思ったけど全体の雰囲気はいいし、ニーナ・シモンズのfeeling goodが流れてきて一気に気分が良くなった。音楽の趣味がいい。慣れればちょっとゆるい片付けも店主のナルシシズムもこれはこれで味。つまり大きな問題ではない。
お手洗いはキレイだったし店員さんも感じよかったので帰る頃にはすっかりいいお店じゃん、と思っていた。店員さんはみんな男の人だった。常連か準関係者らしいおっちゃんが途中でやってきて店員さんと喋ってるのを聞くにボスの呼び方は「オーナー」ではなく「店主」であり、「店主」はめったにこの店へは来ないらしい。

 パフェはどう撮っても絵になるし、無駄な高さもなく食べやすい。お店はかわいいし、ちょっとした詰めの甘さも気にしなければ気にならないし、気になっても別に愛せるレベル。現金もクレカもpaypayも使えて決済方法が多いのも非常に良かった。また行くと思います。