33億6000万円

話す大人です

マーベル未履修者シャン・チー見たよ

シャンチーをみた。twitterで評判良かったから(日々の情報の9割をtwitterで得ている)
ただ「評判良い」という前提で見に行くと良いところ探しちゃうから先入観なき視聴とはあまりならないのが難しい つぎはフォロワーの知らない映画を紹介してください(ぼくのときは漆原教授の知らない先生を紹介してください そんな人は知らん)

「唐人街探偵」のときと同じく予告編もWikipediaも一切見ない予習なし(タイムライン受動喫煙は少しある)状態で行ったんだけどボロボロのボコボコに泣きました。手叩いて笑った。面白かった。
ウェンウー近辺にボロカスに泣かされたが……

まだ見てない方には相当お勧めでした。主な理由は以下

・笑い所と泣き所がドスドスある 2時間ちょっとがあっちゅう間
・アクションっぽくもファンタジーぽくもあり、基本的にスカッと見られる
・「おかあさんとおとうさんが愛し合ってあなたたちが生まれました」以外の恋愛要素ゼロ 異様に仲良しの男女がただの異様に仲良しな2人組
・テンションの上げ下げがかなりジェットコースター(さっき観客を泣かせたり悲鳴をあげさせたネタで直後に笑いを取ってきたりする)なので、最近全話公開してtwitterを席巻したゴールデンカムイが気に入った人の心とかにはだいぶクリーンヒットするんじゃないか
・英語中国語の混合でストーリーが進むが、英語の使用単語が多分そこまで難易度高くなく、発音や喋りの速さも含めてかなり聞き取りやすい(気がする)のと、中国語のときは英語字幕と日本語字幕が両方出る。言語の訓練として結構よさそう
(前者は設定として英語ネイティブ(英語母語の英語話者)以外のメインキャラクターが多く、そのキャラクターたちが英語をしゃべるからだと思いますが、個人的には嬉しい作りでした)
・マーベルのこと何も知らんでも普通に単体の映画として観られる(マーベルって何か私知らないのでこれは間違いない)(パズドラコラボでキャプテンアメリカってひといたけどあれがマーベル?マーベルの何?レベル)(マーベルのこと知ってたらもっと面白かったのかな)

 

以下はすべてネタバレ、いくつかのブロックに分けて感想を書きます 一度しかまだ見てません ときどき加筆してます

 

シャン・チーとケイティ(そしてシャーリン)

シャンチーとケイティ、2人の冒頭10分が最高すぎてまずここで全部”理解”った………ちょっとイケてなくて図体でかく気のやさしいチャーミングな男の子(ポスターの100万倍かっこかわいい)とクレイジー超絶おしゃべり最高女のバリバリ悪ノリニコニコフレンドシップだということが デンジャラスドライブとカラオケオールが最高すぎてガッチリつかまれちゃった カラオケボックスで寝落ちてるときショーンがケイティにもたれてるのいい……お互いの体格が全然違うことなんか気づいてもないし一応女の子/男の子だしなとかぜ~~んぜん思ってない感じ 
てかケイティ役の人演技メチャクチャうまくない?????

というかロマンスにならない男女のベストフレンドが見られるよ、と聞いたのが見に行くと決めたほぼ100%の理由だったが、シャンチー(ショーン)とケイティは思った以上にべったりだった。ちょっと予想を超えていた。
同じところに就職して日中いっしょに働き(多分「趣味の運転を楽しみつつ一緒にヘラヘラしてられるから」みたいな互いという「ダチ」を就職の理由にしてないか?)毎日のように片っぽの家に上がり込んで朝飯もいっしょに食い、2人でサイコーの夜を過ごす。
マ~ジで四六時中つるんでいた。こっわ まあまあ大人になってそんなともだちおるか?ふつう みんな実はおるんか?

わたしが何となく持っていた感覚として、コンビないし何らかの2人組がロマンスの文脈に押し込まれないときって、上手く言えないけどほかにもお互いつるんでる人間が一杯いて、人間関係が”2人の世界”で閉じてない……とか、お互いを大事にしてはいるけどある程度ドライ……とかそういうところへ落とし込まれてるから(あるいは肉体関係を持った程度じゃ友情は崩れんしセックス=恋愛じゃないよという文脈)という気がしてたので、割と閉じた2人組でここまでべったり(立派になっていくまわりに取り残されるように2人で一緒にいるし…)でロマンスへ行かなかったのは、ケイティとシャン・チーのあいだでそれが当然のことだからだし、それを維持する努力が多少なされているんだろな~とも思った。
このふたり男男でも女女でも交際しようと思えばできる関係性ではあるもんな それをしないというのは彼らの中に選択肢がないか、選択しないという選択をしているわけで
絶対まわりにメチャクチャからかわれながら過ごしてきてるし……ヘンテコ女といじめられっ子のコンビでさ……からかわれなくたって異性コンビが超絶受けがちな扱いというのがあって、一緒にショッピングに行けば試着室でもアクセサリー屋でも店員に「カップルでお揃いがお勧めですよ(2つ買え)」とか「おい彼氏買ってやりなよ~」とか言われてるに決まっている カラオケ店員に勝手にカップル割を適用されたりしている こればかりは絶対やられている
そういう中で「わたしら友達やから」ってある種の反骨精神がごとき意識や意地、線引きははっきり持っているかもしれないし、またそう思っていたとしても「そんなことわざわざ思わんでもわたしら友達やから」とも同時に思ってるんだろうな~と勝手に想像したりしました。
反抗心も線引きも何もなくナチュラルに当然にただのBFFだったらそれも本当にうれしいが………………シャンチーの情緒はケイティが育てたところも大いにありそうなものなので姉とか親みたいな感覚も少しあるかもだし

MCUシャン・チーとケイティはなぜ「恋愛」にならなかったのか、監督の思いに拍手 - フロントロウ -海外セレブ&海外カルチャー情報を発信
監督のインタビュー フィクションにこういう夢みたいにうれしい関係があること、うれしいと思う……(トートロジー
ショーンにしてみれば多分人生初の友達がケイティじゃないかと思うんだけれども、周りとか見て「相棒」「ニコイチ」みたいになった信頼関係のある男女でどっちかがもう片方に惚れちゃってイケると勘違いして無理やり迫って無限にひどいことになる例を結構現実で観測してきたので……ケイティとシャンチー、まぶしくてつらかった……ロマラブイデオロギー、ぶっ殺していこう………まあ「まわりがあんなに言うからいっぺん付き合ってみっか?」で一日で「ちげーーー!!やめやめ!!!」って一瞬で友達に戻る2人もありな気もするけど……
いや……ショーンみたいな……信頼関係を裏切るみたいに告ってこないしそれを「人間として好きになっちゃって」とか恥ずかしげもなく言い放ったりしない(じゃあ友達のとき何として好きだったんだよ)、距離感近すぎで互いに思いやり深い最高の友達でいられる異性の友達……いるけど良い友達……ただ唯一無二まで行くのはむずいよね……

2人の関係が察せるひとこととして、バスで絡まれたショーンをかばってケイティが「ケンカしそうに見える?」て言いだして助け舟ぽいの出すの全員ウケたと思うんですけど私もちゃんとバカウケした。ケイティ、10年つるんでるダチの身体の厚み見てる? メチャぶあついが??(でもあのシーンと言いconfusion作戦を鉄骨の上の大ピンチでも繰り出せる(歌が歌えるということはこわくて声が出ない、とかじゃない)シーンと言い彼女の胆力には本当にビビる)おっとりニコニコの友達だったんだろな~~どんなにでっかくなってもそんなにでっけえなと思わなかったんだろうな。守ってあげようといつでも思えたんだろうな……そもそも人を殴れるようなやつじゃないという、そういう認識だろう。ショーンがショーンでいた間、ずっとおっとりニコニコかわいいケイティのオモロイ親友でしかなかったという事実、それこそが幸運そのものであり祝福である。抱きしめていこう……そしてこの「ケンカしそうに見える?」の感覚は余裕でマカオまで引き継がれ(?)、ケイティはシャンチーの負けにベットして路銀を確保するのだった ちゃんちゃん
「話は機内で聞く」はかっこよかった~。無理に詮索したり自分の意見をやたら言ったりはしないけど、絶対捕まえないとマズいというときはちゃんと逃がさない……おしゃべりな親友、現実だと余計なこととか自分の話とかしすぎなことがしばしばなので範としようと思う、イチおしゃべりとして 


バスジャックからの運転にしろドラゴンの首元へ放たれた矢にしろ、ケイティがしっかり相棒ポジションに収まって足手まといとかじゃなく不可欠な要素なのすごくありがたい。バーでのシーンを見る限り相棒というより相方だが(掛け合いのテンポがよすぎる)
てか彼女、バークレー出身はヤバすぎるでしょ そりゃ親も泣くしダチも説教するよ アメリカの労働市場は新卒至上主義じゃないけど……でもこういう頭よすぎ・面白すぎ・陽気者すぎ・パワフルすぎてクレイジーゴナクレイジー扱いされるサッパリした女が超高学歴なのは死ぬほど納得感ある。勉強できるに決まってる喋り方だし(ポカホンタス系と日本なら揶揄されそうでヤだな……とも……)
ケイティはなんでもそこそこハイレベルにできるからこそ「自分の能力で極めたいことやりたいこと」を見つけたり探したり決めきったりできなかった、結局それは最後まで解決していない。友達をずっと手助けするよ、という方向に落ち着いたのかもしれないけど うーん それもまた自己実現

しかし14~15歳で脱走したシャンチーは以降の10年を比較的平和に過ごしているので、戦闘の訓練というか第一線からは相当離れていたはずだから、ある程度なまってはいたのか? それにしてもどうやってひとりぼっちなのにアメリカの学校に普通に通ってたんだろう?

これを考えるにつけシャンチーに輪をかけてスゲーのはシャーリンだと思わされるわけですが……まず武術に関して見よう見まねであそこまでいったシャーリンやばくないか?すごすぎる あの戦闘スタイルというか武器は結局メチャクチャ役に立ったね……
そして組織を編成・運営する力が10代後半にして身についている。尋常ではない器……地下闘技場のあの治安悪い感じ、シャーリンの趣味だったんだとラストでわかるのおもろい!実家をビフォーアフター! ジョンジョンもシャーリンに愛されてたんだね~~最後また雇ってもらえてよかったね~~いいのか知らんけど。彼女のモチベーションの種類というかやりくちは兄とかなり異なるという所感があった。息子のほうがママ似で娘のほうがパパ似なんだろうな、性格も(設定上)顔も。
リングを手にしたときにそれを世のために使うこともできたがウェンウーは権力のために使った…というメンタリティにシャーリンは比較的近い。イザとなったら躊躇わないし、自分の国をつくることに興味がある。シャンチーにはたぶんあんまりない。あったらホテルマンハッピーライフをしない。

(追記:いやまあ……シャンチーはいい子でいいやつだけども、シャーリンにとってはシャンチーでさえ「自分を捨てて一人で逃げてった、一番つらい時にそばにいてくれなかった身内」……シャーリンには本当にたぶん誰もいなかったし、かなり小さかったから母親の記憶もシャンチーより薄いはずなので、誰も信じずにカミソリみたいなメンタリティの自立心を育てたのは当然だしそれを完成させて生き延びたのはメチャクチャ立派だよ……シャーリン……テンリングスの頭が兄貴よりキミに適性があるのは因果だけど当然だよ…… シャンチーは一応もう一回くらい妹にちゃんと謝ったほうが今後のためによいと思う)

あと「主人公」は明らかにタイトルロールのシャンチーだから、主人公としての物語的優遇は当然にシャンチーの上にあるけれども、それ以外ではシャンチーとシャーリンの兄妹は意外と平等に扱われていた気がしてそれはすごく良いと思った。
ペンダントもふたりとも持ってるし、竜の上にはふたりとも乗れるし、戦装束はちゃんとふたりのがあるし(あれどうしてシャーリンだけ白いの?白が好きな子供だったの?)、叔母さんだって同じようにふたりをちゃんとケアするし、父親が自分の能力を継がせるシナリオを(一つの選択肢として)想定していた相手はシャンチーだったしあの殺し屋教育についても大いに待遇は違ったというのはあるが(ここも後述)……でもふたりとも竜に乗れるから、ウェンウーを止めに行っていたのはシャーリンでもありえなくはなかったのではないか。もしそうだったら、最後に父親に突き飛ばされて命を守られ、ほほえまれ、リングを渡されたのはシャーリンだったと思うのだ。

1000年前の中国の男に期待しすぎ?ご長男がやっぱり特別?そっか~~~~~……

ウェン・ウー、大人たちと子どもたち

映画視聴後にYouTubeで予告編を見たが、論調にいまいちぴんとこなかった。おそらく字幕の訳出が映画本編と違ったのが大きいんだけど……非情な父親!煽りとかテンリングスという組織へのフォーカスがやたら多かった気がするけど、マーベルファンにはそのほうがしっくりくるのか?徹頭徹尾、生き死にと家族と友達の話に思えたけど…つまりとても内向きなというかね 「悪に染まった父親が世界を脅かす」というけど、世界を脅かす目的は少なくとも映画本編内のウェンウーにはなく「魂の恋人が助けを求めているから救いたい」「そしたらまた会えるし家族も元通りになるんだ」という超ドメスティックなグランドデザインしかなかったように見える。
成人した子供に5~7歳の物語の続きをやらせる(元通りにする)、手元に置いておくなんて無理だしほぼ虐待なんだけどね。覆水盆に返らず、大きくなった子供は永遠に小さくならない。ウェンウー、こどもの自己を見誤ったり認めなかったりする度合がキツすぎて、2桁以下の年齢の人間の発達のぐあいをイマイチわかっていないふしがある。そんなところでスケール感とち狂った仙人ムーブすな、『しをちゃんとぼく』か(しをぼくはおもしろいからみんなよんでね)

[第1話] しをちゃんとぼく - T長 | となりのヤングジャンプ


組織を駆って武力であちこち平定してきたことを「悪に染まった父」というならそうかもしれないが……しかしこれは唐人街探偵でいうところの原罪的完全犯罪に近いものだろうし(唐人街探偵で説明しないで)やっぱりどうもしっくりこない。


ていうかさ~~~~~でもさ~~~もう~~~~~~ウェンウー周りでボロボロに泣かされたよ ウェン・ウーの面差し、とんでもない魅力があるな何だこれ目が離せんのやがと思っていたがとんでもない大物俳優なんですね……
まず冒頭数分のキャッチ力が強かった……イン・リーさんとウェン・ウーの踊るみたいな戦闘シーンのあまりのうつくしさ 柔よく剛を制すという言葉そのもののような(ター・ローは全員等しく戦闘員なのがいい)
イン・リーさんが「若い女!!」って感じじゃなかったのがかえってよかった……かっこよすぎ 異能力持ちの2人、戦士の2人がお互い以外の全部を捨てて弱っちい人間になっていっしょに年を取って死のう、どんな罪も置いていこう、罪深いことは二度としないで、ふたりで、子供をつくって家族を増やして幸せに暮らしていこう……って決意、ありふれた誓いなのに何より重たくてしかし気安くすらあったんだなあ。だってムチャクチャ無鉄砲で無分別だよそんなの。「若さゆえの無茶」で片づけられるようなそれを若さという起爆剤ゼロでやるには別の物凄い起爆剤が必要で、それがとんでもないamountの愛だったんだ……ウェディングフォト、なんなら妻のほうが少し背が高くて、ニコニコしながらハグをして、その写真がずっと置いてあって……思い出はあまりにも色鮮やかで、白黒の写真には写しきれない……べよべよに泣いていました既に

ウェン・ウーがイン・リーを愛する気持ちの重さと強さと種類は、奪われた悲しみと憎しみは誰かが(実子でさえ)ついてこれるような、わこつことができるようなものではなかった。イン・リーが死んだからこそ再びリングを嵌めなおしたわけだが、それは過去の自分たる”テンリングス”への復帰/生涯唯一の伴侶が奪われた未来への復讐としての武力への回帰を意味している。ただしそれは同時にイン・リーのいない永遠を自分は続けるという選択にもなってしまう。つら………てか、永遠の命が着脱式なの、手軽だな……選択の自由がある分つらいかもしれないが……

(追記:元々ふたりは駆け落ちする予定ではなくウェンウーは一緒にターローの村で暮らすつもりだったんだよね 彼女の生活や、彼女が育った場所を知ってそのなかで暮らしたいし無理に連れ出したりしたくないとかもあっただろうけど当初のテンリングスとしての目的「ターローへ辿りつく」とも両立するからなあ そういう色気がまったくなかったわけじゃないかもしれない。でもその色気を叩き潰されてもインリーの愛を請うた事実がウェンウーの真実をやっと示したのであり、あるいはその瞬間に初めてウェンウーがインリーにひざまずいたことが真実の表象になったのかもしれない。そして同時にインリーにも「捨てて示す愛」が生まれてしまったわけだけど………)(恋人としてはウェンウー、めちゃくちゃキュートで誠実でまっとうなんだよな……)

他マーベル作品を見ていたらもっとよくわかるのかもしれず、今から述べることは完全にお門違いかもしれないが、直感的にここまで考えたところで、一定の疑問が出てきた。”なぜウェンウーは”テンリングス”の方面にふたたび走ったか”、”なぜ息子に殺人技術を仕込んだのか、”なぜ娘は訓練を禁じられたのか”あたりのありふれた疑問なんですけど。

まず断っておくとウェンウーがシャンチーとシャーリンにやったことは虐待とは思ってる。対話がないから。この「子供の話聞かなさ・自我認めなさ」はマジ擁護不可能。子供を愛してるのは確実に愛してるんだけど……
2人は日々が苦痛で嫌で嫌で逃げたわけだし……シャンチーは日々殺人技術を仕込まれたことが、シャーリンはそれを許されなかったことが、(皮肉にも、同じことに対する作為と不作為の関係)抑圧として働いた。カンケーないけど、
シャンチー「ここから出なくちゃ!」
壁「どばごしゃん」
シャーリン「前に家出したときこっから出たんだ~」
にウケすぎたし、殺人仕事のために外出自体の許可は出ていた状態で逃げたシャンチーとは違ってひとりで実家の敷地から逃げだすところから始めなきゃいけなかったことのつらさと過酷さも思った シャーリンはっょぃ 強くさせられたのだ……ジョンジョンテメエシャーリンのケイティになれんのかよ(歯をむき出して威嚇する顔文字)

話を戻すとイン・リーが殺され、その復讐のカチコミに幼いシャンチーと出向いた時、ウェンウーはシャンチーに「血は血で償わせなくてはいけない、手伝ってくれるか?」と聞く。シャンチーはうなずく。
なんか……たぶん……これもしかして原因……?殺人マシーン教育の開始の…? 親子でお母さん殺したやつ絶対許さんてあのときいっしょに決めたもんね……くらいの同意と承諾が取れてるスタンスでウェンウー進めてないか……??
「お母さんを思い出すからシャーリンのことをまともに見られない」は真実で、「お母さんは子どもにそんなことさせたがらないからシャーリンは戦っちゃダメ」「でもシャンチーは手伝うってお父さんと約束したから例外」なのか……?(女だからシャーリンは学ばせてもらえなかった……とは違うのかなと思ってる 最後女たちの戦闘部隊をシャーリンがつくってるのはアツいけど)
殺人技術を身につけさせながらも傷を手当てし勉強しろといい、立派な大人になれと説いたあの”親の愛”、殺人訓練をつけるのはシャンチーに頼まれたからだと思ってるまである……??もうわからん……「親」という存在に対して描写が甘い(雑ではなく甘やかすの意味の甘い)ということなのかもしれないが……でもひどい親ってひどいだけじゃなくて優しいことあるし子供を愛していたりするのが特に厄介だったりするしな……少なくともシャンチーも(シャーリンも)お父さんがこわかったけどお父さんを嫌いになることはできなかった……

当時10歳にもなってない子供に「おまえは見ていただけで母さんを守らなかった」ってそりゃねえよ~~だし、自我の未発達な子供がお父さんに手伝えと言われてうなずいたから約束しただろってのもキッツいし~~……ウェンウー、幼い子供の能力と理性を信じすぎなわりに子供の自我をあんまり認めてないの、やっぱり年齢感覚がむちゃくちゃなんでは…………ウェンウーにしてみれば家族が自分と同じテンションでイン・リーを求めないことこそ信じられないし許せなかったんだろうけど……
「息子をこんな殺人マシーンにして母さんがあんたを愛してくれると思うのか!」ってシャンチーの言葉がどれだけクリティカルな矢だったことか シャンチーがあれを言えてよかったよ……死に逃げされたらもう言えないからね~~ (これはシャンチーが母が自分を愛していたことは曇りなく信じていられた証明のセリフでもあり……)

ていうかケイティに関してウェンウーが「彼女か?」みたいなイジりしなかったのパッと見好印象だったけどあれも7歳の子どもと25歳の子どもの区別があんまついてないのでは?? 

家族が揃ったらテンリングスを立て直そう、というのは、家族を守るにはやっぱり武力が必要だ……というウェンウーのアップデートした方向性なんだろう。
焼き払えと言っておきながら、いまから焼き払うはずのターローの中にあるインリーさんの遺影にそっと手を合わせる姿にベロベロに泣いた。(追記:手を合わせてる時点でウェンウーはインリーのことほんとはわかってたんだろう、それでも彼女が助けを呼ぶ声を絶対に無視したくなかったんだろう……ってフォロワーが言っててもっと泣いちゃった ウー……)

ウェンウーは父親にはなれなかった……恋人にしか夫にしか……と思ったら……最期のときウェンウーは父親だった。あれで免責すべきじゃないとわかってるけど、最後リングの力をどんな風にも使えたのに、よけられたのに、自分よりでっかく育った反抗的な息子を守って笑って死んだよ あのとき自分が妻の声に騙されたことに多分気がついただろうけどそこでシャンチーをみて笑って自分が子供へ渡せるものを渡したのはあのときウェンウーは父親だったんだ……シャーリンにも見てほしかった………

あとさ……まともな大人と言えばさ……ナン叔母さんがいいんだよな……初めて会うはずの甥と姪を真っ先に抱きしめて、わずかな時間を最大限に使って2人がいちばん傷ついてきたところに対して必要なケアをして……… 
(でもなんか 大人はまともでいなきゃいけないし子供を脅かしちゃいけないんだけど どうしてもまともでいられないこと、まともでいられない気持ち、ケアされるべき瞬間が大人にだってあることも忘れたらいけないよな……とも思うんですよ……)

その他(枝葉末節)

・イン・リーさん、シャンチー、ナン叔母さん、美しいロンド・ジャンプ・ア・テールに始まり繰り出される武術、太極拳モチーフ?が娘からその子供へ受け継がれた型なんだなあ~~
・しかしすべての異能を村に置いてきても子供をかばいきってそこそこの数の敵は殺せたっぽいインリーお母さん素の戦闘力からしてパないよ この親にしてこの子あり「父を倒せたのは母だけ」 せやった
・ケイティとシャンチーとシャーリンにがっつり尺さいてもっとこう規範とかイヤな家族とかそういうものをどう考えて乗り越えていくか……みたいな話見ていたい
・モーーーリス ふわふわのモーーリス ターローへ入ってからこっちずっとハリーポッターとかナルニア国の世界だったな ごりごりのファンタジーだった 
・家族に「マーベルの新しいやつみたよ」って言ったら「テンリングスの伝説だっけ?」って副題の方で聞かれたのでたぶんイッテQのこと謎解き冒険バラエティーって呼ぶ人種だと思う
マクベスおじさん、あれだけキレキレギャグの展開し続ける世界で電波系コメディリリーフをつらぬけるのは大才能だよ
・あの…電車の車両と車両のあいだのびよびよみたいなので繋がったああいうデッカイバスってふつうなの?すごいね 右左折にバカテク必要そう


また見に行く~~~………悪文にお付き合いくださりありがとうございました。

8月までの桃パフェ(TSUBASA COFFEE/新宿御苑・新宿三丁目)

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Twitterで先々月くらいにバズっていた桃のパフェを食べに行った(日々の情報の8割Twitterから取ってる)新宿御苑駅か新宿3丁目駅の近くの小さいお店。

お店はここTSUBASA COFFEE (ツバサ コーヒー) - 新宿御苑前/カフェ | 食べログ


この桃のパフェ、なんかものすごい長い名前が付いてたけど覚えてない。公式インスタから前日まで予約もできるが、予約の場合ワンドリンクを必ず注文するルール。8月いっぱいだと思うので気になる場合は行っても良いと思う。まあまあおいしかったので。お値段は税込み1600円。このレベルのパフェだと相当手頃な方かと思う。まあ高級ホテル系とかとはブランド代や場所が違うしね……

パフェの構成はざっくり
・切った桃 
・塩バニラアイス 
・小ぶりのプリン 
クリームチーズアイス 
クリームチーズ 
ラズベリーエスプーマとエスプレッソのエスプーマ 
コーヒーゼリー 
シャンパンゼリー
スポンジケーキ 
・パイ生地みたいなザクザクしたやつ 
・ブルーベリー数粒 ・「追い桃」(パフェ横の小瓶、大きめの角切りの桃とシロップ)

フルーツと生クリームだけ詰めたようなパフェよりもいろんなもの入れて複雑な味のする凝りに凝ったパフェの方が好きなので、好きなタイプだった。フルーツだけ味わいたい!という人向けではない。
シャンパンゼリーもコーヒーゼリーも苦めだし、エスプレッソのエスプーマも苦味があるので甘味・酸味だけじゃなく苦味も加わった割と大人な仕上がりだと思う。コーヒーが売りの店でもあるようだし。エスプレッソのエスプーマが個人的にはすごく好きで、いい仕事してたと思う。ラズベリーエスプーマはほぼ酸味のないやさしい味。
普通のパフェって甘味が続くとキツいからフルーツの酸味を甘味にうまく挟んで…って形で攻略していくと思うんだけど、このパフェだとそこに想定外の苦味プレイヤーがかなり存在感発揮して噛んでくるので普段の感覚だと戦略狂う! 桃が一番甘く感じるようにわざわざ常温にしてあるのがこだわりポイントっぽいが、普通に冷やしてよという人もいるかも。私は好きだった。
あとクリームチーズ、めちゃくちゃ濃かったな……

がっつりスポンジケーキが入ってたり(ど真ん中に入っており、いろんなものの土台になってることに後から気づく 縁の下の力持ち)、自家製の小さいプリンが載ってたり、大胆でよかった。桃は最初に乗ってる量だけだと他の具材が多種類あるだけにやや寂しいので追い桃があるのが非常に良い。楽しいしおいしいから。
丸太を切ったような分厚いお盆というか台にパフェグラスを乗せてくれるのもおしゃれで嬉しい。

ただ超オシャレ完璧隙なしお店かというと全然そんなことはなかった。内装はかわいいし落ち着いたトーンでまとまってるし写真映えするこぢんまりしたお店なのだが、片付けがちょっと苦手っぽい雰囲気がある。
カウンターに面したおしゃれな食器棚に普通に宅急便の伝票が立てかけられてたり資材物置きと思しきところのカーテンが普通に半開きで中めっちゃ見えてたり、あと食器の積み方とかがどうも20代の一人暮らしっぽかったり、こう細部の詰めが甘い感じ。小さいお店だから手狭なんだろうな。冒頭の写真にも実はキッチンペーパーのロールが映り込んでいる。クロネコヤマトの伝票は流石にこんなもん写したら気の毒なのでパフェの後ろに隠れるように撮った。(衛生的に問題だろと思うようなところは無かったよ!)
あとアクリル板やら食器棚やらに店主のものと思しき顔写真がバッチリ貼ってあったりメニューの商品名がめちゃ長文ポエムだったりしてバリスタという生き物の流儀……?ナルシシズム……?を見せつけられる感じもすごくある。

最初はン〜…怖えな……このノリ……と思ったけど全体の雰囲気はいいし、ニーナ・シモンズのfeeling goodが流れてきて一気に気分が良くなった。音楽の趣味がいい。慣れればちょっとゆるい片付けも店主のナルシシズムもこれはこれで味。つまり大きな問題ではない。
お手洗いはキレイだったし店員さんも感じよかったので帰る頃にはすっかりいいお店じゃん、と思っていた。店員さんはみんな男の人だった。常連か準関係者らしいおっちゃんが途中でやってきて店員さんと喋ってるのを聞くにボスの呼び方は「オーナー」ではなく「店主」であり、「店主」はめったにこの店へは来ないらしい。

 パフェはどう撮っても絵になるし、無駄な高さもなく食べやすい。お店はかわいいし、ちょっとした詰めの甘さも気にしなければ気にならないし、気になっても別に愛せるレベル。現金もクレカもpaypayも使えて決済方法が多いのも非常に良かった。また行くと思います。

唐人街探偵東京MISSION(2回目)

唐人街探偵のこと忘れられなくて2回目見に行っちゃった また全部箇条書きのネタバレ感想書きます そんな目新しい内容はない
知人(母と同世代の女性)にも勧めたら見に行ってくれて、「すっごい面白かった!前のも見たい!次はロンドン?楽しみ~」「魅力的なキャラが目白押しでよかったふざけてるし 一緒に踊りたかった~」「日本人俳優も良かった 長澤まさみはやっぱりすごい」「チンフォンは甥っ子の付喪神のような子ね(象徴ってこと?)」って感想くれた

〈初見時の感想〉

「唐人街探偵 東京MISSION」を見た - 33億6000万円

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パンフレットも買っちゃった B5、完全に同人誌のサイズ
映画のパンフは読むか読まないかとか内容云々ではなく「この映画を見たって何年経っても覚えておきたいな~」って時に買う つまり前回はバーフバリ

<パンフ内容含む2回目感想 ※邦人・海外俳優ともに知識ゼロです>
なにが起きるかわかった上で見るとやっぱり今度は細かいところがおもしろかったり、意外と忘れてるシーンがあったりして非常に良かったです チン・フォンはかわいいし最後長澤まさみが全部持っていく………あと確かにタン・レンがこの映画の空気感を決定づけてるところはあるんだろうな ムードクリエイター


【冒頭~空港脱出】
・初見では一個もわからなかった悪夢部分(公式サイトもポスターも出演者も一個も見ずに初回挑んだせいもある)お父さんが捕まるところしか覚えてなかったけど、お母さんは亡くなってしまったの? 
・「なぜ警察学校に?」って言われて「完全犯罪がしたいです」って言ったらどんなにペーパーテスト良くても落ちるだろって思ったけど後でパンフ見たら「チン・フォンは超優秀なのに警察学校の試験に失敗」みたいなことが書いてあってでしょうね!!って思ったよ!!医師国家試験とかと同じであぶなそうなやつは落とされる……パンフの別のページにも「優秀なのにどこか頼りない甥っ子チン・フォン」って書いてあって、チン・フォンそんなに優秀の後に「なのに」をつけられなきゃいけない……??頼りない要素あったかな……少なくとも作中にはなくない……?警察学校で完全犯罪が夢で~~すっていう男の子は確かに頼りたくないけど……作中では大してヤバムーブもしてないし足引っ張ってないどころか活躍してるし雰囲気だけじゃない……?前作見たらまた違うの……?大事なところではめられて逮捕されたりとかのこと言ってる……??雰囲気がフワ~~っと淡々としてるだけじゃない……?
・お父さんは当然名前のフォンを呼ぶけど親戚のおじさんのタン・レンはチン・フォンをチンと呼び、タン・レンも彼にタンと呼ばれてるのが気になるので詳しい人がいたら教えてほしい
・初回でもなんとなく思ってたけどタン・レンおじさんその「着ても裸」のダルダルシャツ、マジで何?
・ウェルカムトゥー東京乱闘in成田、かなり最初のほうでチンフォンスーツケースぶん投げてるが大丈夫か?あとで野田が回収したと思うことにする


【おふろ】
・チン・フォンくんはいつも割と淡々と堂々としてるけど、ヤクザ者に寄ってたかって裸にされたときは急いでうつむいて腕で身体を隠しているので……そういうところ……めちゃくちゃ好きだなって思った……二回見ても思った……
・そういや渡辺さん初登場時パックしてたな……すっかり忘れてた……なんでそんなとこでそんなちょびっとおもしろいことするんだ……
・確かにこのふろ場にチン・フォン一人で行かせるのは心配すぎる タン・レンおじさんは必要
・野田はなぜ脱がん
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ヤクザに風呂に沈められたチン・フォンくん(嘘のない語弊)

【病院~Qのミッション】
・公式twitter確認したらボコボコにされたナースさんは無事って書いてあって本当に本当に胸を撫でおろした 信じていいの?あんなにひどい目に遭ってたのに?
・医者の変装のマスクをどれくらいすぐ外すかでキャラが出ている
・公平には犠牲が必要だ、のところ、どう今後の伏線で効いてくるのか?それともチン・フォンくんの過去に関するところなのか?それとも一種の共産主義への皮肉か?
・野田がATMから人海戦術で引き出させたお金を数えてる場所なんだろう?ホテル?と思ってたんだけどパンフのロケ地に「野田の実家 ロックハート城」って書いてあって実家かあ~~~ってなった 野田って苗字の人間が住むところじゃないよ西洋風の城は(ド失礼)
・ひょうたん童子かわいい…本当にかわいい……唇の色を消してから口紅塗ってるチン・フォンかわいいよ…………若いツバメよ……
聖闘士星矢衣装着ちゃうと一気に四十路男……って感じになるからセルフプロデュースの力ってすごいんだなって思った妻夫木聡見て……
・相撲、反則すぎ 何回観ても端的に卑怯すぎて爆笑する ボコボコにされるタン・レンおじさんあんなに実写でマンガみたいにボコられた人後にも先にもいないと思う あと懐メロ以心伝心が個人的にいちばん笑うシーンかもしれない 「懐メロが聞こえるだろ?」「それじゃない!」

【田中と村田とQ】
・田中、特に初登場時で目に付く演技の下手っぽさというかなんというか?がすごく気になった 棒読みくさい浮いてる仕草と声色と読み口……これがあって初見時田中のことキーパーソンだと全然思わなくて終盤でビビったんだよね 浅野忠信が出てる作品をほかに見たことがないから演技の普段の芸風がわからないけどそういう戦略…?
・田中、めちゃくちゃチン・フォンの体さわるよね しかもなんかすごくイヤな触り方する わざとやらしくというか、小悪党風に作ってるよねやっぱり?
・原罪ね まあ500円のもの窃盗したら逮捕されるのに30億円横領しても捕まらなかったりしますからねこの世界は それを完全犯罪と呼ぶならそうなんでしょうかね
殺人罪は最悪死刑だぞ~~っておどしてるけど複数殺さないとなかなか死刑にはならないんだよなあ 押してたとしても脅迫されての自殺幇助だからな~大した罪はつかなさそうだけどな~
・田中あれどうなったの?村田を逃がしてああいうことさせてた実行犯が田中だとするならそれはばれたの?田中多分逃げたんだろうな~ということはやっとわかったが…警察をやめてトンズラしたとすれば、死刑囚に命を売らせておまえを助けてやるぞ~とかチン・フォンに言ってたけど多分そんな力ないよね そうするとチン・フォンの拘留自体は目的じゃないから無実にする必要があり、そうすると村田は最初から「押したように見せかけて自殺しろ」と指示された可能性はゼロじゃないのか?
村田(と田中)がチン・フォンを「自殺で陥れた」という物言いを野田がしたのがかなり気になってる 村田の自殺はQへの反抗だったとみるか、指示通りだったとみるかかなり難しい
・Q見事にアジア系しかいないな まあ西洋映画だったら9割コーカソイドで1割アジア系かアフリカ系みたいな感じだろうし別にいいか 
・Qは小林ちゃんが本件の犯人だと気づいていたのか?ここ地味にいちばん気になる

【裁判】
・ジャック・ジャーまで異議ありって言って乱入してるの気付かなかった 逆裁の流儀過ぎる
・よく考えたらチン・フォンは現場写真でしか衝立の破片を見てないのによく頭の中で組み立てられたな(現場で実物見てても尋常じゃないけど)残さず写真に収めた影の功労者がいる あとよくデータでのシミュレーションも作れたな
・作中で2019年の事件と明言され、戸籍の部分によれば1983年?時点で3歳?40歳近いくらいなのか小林ちゃん それが本当だとしたら何かリアルで私は好きだな しかし「もうすぐ50」の川村のおばさまとそんなに変わらないというキャラづくりではなさそうだけど実際いくつくらいなんだ
・渡辺さんの出自、やっと何となく分かったけどやくざの子供で中国残留孤児か 暴力団も出征したのか私あんまり知らないんけど… 向こうでもきっと相当でかい社会問題だよなこれ周りの話
・小林ちゃんの叫びに全部持っていかれるんだよなあ あそこで裁判官に涙を堪えた声色を出させるのは多分正解で、あれを聞かされて泣かないのは無理なんだよな 2回目でも泣いたしまわりからも鼻を鳴らす音いっぱい聞こえたし
・渡辺さんは娘の「自分が知ってる(自分たちでつけた)名前」を最後に呼んだのか…

【その他】
・スノーちゃんといい序盤の小林ちゃんといい、カラーレスメイクが可愛いな ほとんど唇の色抜いててそれが可愛い うーん 真似できん
・チン・フォンが村田の殺人容疑かかったとき「刑が重くて保釈は無理」って言ってたけど同じ殺人容疑の渡辺さんは苦労したけど保釈取ってたよな…(普通一定以上量刑の重い罪で保釈は取れなかった気がするので前者のほうがルール遵守的という印象ではある)
・チンフォンは怪我した状態で殴られかけたらとっさに頭を抱えて丸まるからやっぱりケンカ強くはないんだね 露出狂は真っ先にボカドカ蹴ってたけど……Twitterで「あの露出狂のシーンが4人が初めて結託するシーン」って書いてる人いて膝打ったけどいろいろひどいな(おもしろいな)まあ周りにみんないて弱そうならキックくらいできるのか……
・スノーちゃん タイ人のあだ名らしい感じだな~(名前が難しいので本名とかけ離れた簡単な渾名を付け、親もそれで呼ぶとか聞いたことある)と思ってたらパンフで「スー・ヌオ」って役名書いてあってずっこけちゃった すまない
・現場を調べに行くシーン、「ここの従業員の吉本●●は首をつっているのが見つかった」みたいな野田のセリフだけびっくりするくらい舌足らず 中国語と代わる代わる喋るのやっぱり大変なのかな
・怖い悲しいつらい痛いとかはあるけどドライであんまり引きずらないねチンフォンは、って思ってたけど「個人主義的なお国柄」が一種そこにかかってたりしなくもないんだろうか そうするとやっぱりお調子者でめちゃくちゃだけど人一倍情に厚くて絶対助けるぞって大声で口に出すタン・レンおじさんがこの作品で果たす役割は大きいよな~ヒューマンドラマ的に

あ~~~~おもしろかった……
唐人街探偵、2のニューヨーク編も日本でやってくれるらしいからうれしすぎるね……でもそのとき3もまた同時上映してほしいね……映画館てそういうのどうやってやるの?できるんですか? バンコク好きだから1も見たいし……

新型コロナワクチン1回目

家族のうち4人がワクチン一回目を打ったのでこのへんで備忘録的に。特に何も事件はなかったので短い

新型コロナワクチン注射でまず言う「腕痛くなる」については、よく言う弊害が棚の高いとこに物置くと取れなくなるとか上着脱げなくなるとかあったけど、とにかくブラジャーがつけにくいのとお手洗いでズボンや下着を下ろすのが腕めっちゃ痛い。つまり人にちょい手伝ってもらいにくいことが多い。シャンプーの角度は意外と痛くないのでお風呂は案外行ける。
ワクチン打った日は絶対ブラトップにして!!みんな!!別にノーブラでもいいが うっかりブラを付けざるを得ない場合、カップに胸入れ込むのは諦めて前で適当にホック止めて後ろへ回すしかないですね。
冷やすとましになるのはほんとみたいですね。楽になる

 

以下は一回目打ち終わった家族のざっくり経過纏め


ファイザー/年齢的には中高年。比較的副反応あり。接種直後は前腕~指先に軽い痺れがあったがすぐ抜ける。腕にも枕を敷いて寝た。接種当日の夜は腕の痛みもあり途中で目が覚めてしまった。
接種翌日は「ひどい二日酔い」のような体調、次第に「軽い二日酔い」に。2週間以上経過後も軽い2日酔いに似た状態は持続。そのため普段は相当な酒飲みだがお酒を飲みたいという気がしない。


ファイザー/年齢的には中高年。ほぼなんともない。数時間後にちょっとだけ腕が痛くなったがすぐ治る。

きょうだい
モデルナ/年齢的には若年層。発熱はしなかったがモデルナアームで一週間ほど腕上がらず。あんまりこの件についてお互い話す機会がなかったのでよく知らない。


ファイザー/年齢的には若年層。接種後15分以内、前腕にびりっとした軽いしびれ?があったがすぐに収まる。25分後、腋下に少し変な痛み。針を刺したところはピリピリする。4時間経過。段々重く痛くなってくる。ぴりぴりはなくなる。持ち上げたり動かすと痛く、イタっと思うとその感覚は少し持続。つねった痛みが残るみたいな。痛いけどまだ全然動かすことはできるし、動かさなければ然程痛くはない。6時間経過したあたりでねむたくなってくる。生理と被ったので正確な体調の変化は図りづらい。体温に特に変化なし、悪寒もなし。冷えピタを腕に貼って寝る。まっすぐ腕を上げたり前や後ろへ伸ばしたり、中途半端に上げると痛いが全然痛くない角度も多い。翌日も腕は痛いが体調に特に大きな変化はなく、強いて言えばうすぼんやりした頭痛と眠気。

 

2回目も早く打ちたいですがあまり激烈な副反応が出ないといいなと思います。抗体も絶対できてほしいが……どなたもどうぞお元気で。

「唐人街探偵 東京MISSION」を見た

 

ド世間知らずの当日初見感想 以下全部ネタバレ
(翌7/25 微追記修正)

 

テレビも邦画もほぼ見ないので、日本人俳優も出ている中国映画ということだが、誰もぴんと来ず(妻夫木聡長澤まさみ染谷将太浅野忠信も名前くらいはきいたことあるが正直顔は全員知らなかった。まず名前の読み方がわからないので、いまも予告編をyoutubeで見て漢字を一文字ずつ転記した 浅野忠信古田新太の区別がついていなかったことが判明した) 
信じられないかもしれないけど本当に知らなかった…… 最後に劇場で見た実写邦画はたぶん友達に連れられて観た「真夏の方程式」 あれ何年?2012年とか? (わたしの俳優知識は「真夏の方程式」「踊る大捜査線」とあと「髑髏城の七人(ワカドクロ)」で8割がた構成されてる気がする)
そのぶん全員俳優としてではなく役どころとして観ることができたのは得だったかもしれない。ていうか待って みんなじゃあお風呂屋さん入る前の指名手配の村田のポスター見て「人気俳優や!!!こいつ後から出てくるで~!!」って思ったってこと?!私あのとき「な~~~んかこういう小技っぽいシーンがあとあとから効いてきそうだな……」とは思ったんだけどうわ恥ずかしいな みんな指名手配の人の顔最初から知ってたなんて………私はちゃんと新鮮に驚いたのに……そめや?そめたに?無知でごめんねそめたに…?そめや…?

妙にtwitterで話題になっていて、予算がすごいよとかセットがすごいよとかオモロジャパンだよ見たほうがいいよとか、かなりキンプリだよとかスタァライトだよとか書いてあったのでひとりで見てきた。結論から行くといい映画体験だった。楽しかった。

予習ゼロで行ったので(予習しておけば流石に長澤まさみが出てるんだ~長澤まさみってこの人なんだ~くらいは思っただろう)(Twitterで画像が回ってきたので、なんとなく妻夫木聡の顔だけは頭に入れていった)(前作前々作も見てないし…と思ったんですがそもそも日本公開してない感じですか?)基本知らないことだらけです。

以下に感想を箇条書き。事実誤認もいろいろあると思いますがそれ込で。順番はめちゃくちゃです。全部ネタバレ!おもしろかった。




・字幕版で見てよかった!いろんな言語が飛び交って楽しい 中国語て発音のかわいい言語だよね タイ人がしゃべる英語もなんかチャーミングな感じがするし……日本人俳優は中国語>日本語>英語の順で演技がうまく感じたけど母語じゃない言葉喋ってるほうがこっちがニュアンスを勘ぐったりしないから粗が目立たないのは当たり前ですね 
・開始10分で浴びせられる洗礼の強さがすご~~~~~い 伯父と甥の基本的な関係性が悪夢と機内食の部分でイッパツでわかるのいいな ビジネスクラスか チン・フォン白くてツルっとしててかわいいな……この手の肌質と色彩の男に弱いな……3作目なのにこの冒頭と言い、ド頭の「前回までのあらすじ」といい親切だなあ 野田はとりあえず「金にものを言わせる系探偵」?? ものすごいファッション。いいな~~派手で~~てか中国語うまくないか うまいかうまくないかもわからんけど すごいな

・「人間が素顔で密集している」「人間が素顔で過ごしている」ということ自体がいまやもうフィクションだよね(作中で2019年のことと明言されていたので現実との矛盾はないがまあそもそも現実にネオ銭湯もコスプレパレードもない)中盤くらいから普通に慣れたけど序盤は誰もマスクしてない人ごみにすごい変な感じがした
・空港、モブ女の泥レスリングを描くことへの執念ない? 傘!ゴーカート!
・ジャック・ジャー最初は怖かったけど、子供の自転車でいつまでもいつまでもキコキコキコキコ追っかけてくるの見て「あっコメディリリーフなのか」ってやっと気づいて好きになっちゃったよ 自転車取られた子供の泣き声の感じがもろ中国語なのはウケる
・エクストリーム裸の付き合いこと、お風呂屋さんのトンチキジャパンぶりにめちゃくちゃ笑っちゃった モンモンの高齢化……脱衣所はどこ?? 同時通訳機械、高音と湿気に強くてすごいな 普通あんなレーズンみたいなもん一瞬でなくすでしょ イヤポッズよりちっさいのに かなりキモいことを言いますが、チン・フォンの裸がぺったんこでア~勉強できる男のあの細っこい身体らしさがちゃんとある~~という感じで最高だなと思った これで脱いだらすごいとかだったらたぶんチン・フォンに冷めていた ジャッジする権利は当然ないが 基本笑いながら見てたシーンだったけど、でもあれだね……渡辺さん「少しだけ中国語はわかる」みたいなこと言ってたのに…最後まで見るとまったく少しじゃなかったんだね……とつらくなった
・野田とチンフォンは前からまあまあ仲良しなのか、単に能力の系統が極めて近いからすぐに通じ合ってるのかどっちなの?
・普段思想信条上こんなこと普段絶対言わないし何なら婚姻制度異性愛規範憎んでるけどこれだけは言わせて ……………チン・フォンと結婚した~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い…………………………………………………………………………なんだ?あの結婚したさ ええ………………………………………………………困惑………………………

・死体袋大渋滞大混乱こんなん笑うでしょ みんなおんなじこと考えてる 死体(仮)をのせたストレッチャーがエレベーター前に複数並ぶな 「「検死ができるのか?!?!」」ウケる チンフォンと野田の共同推理アツかった 芸風似てるんだね そういえばチューする気か?とかタン・レンにも言われてたけどかなり目と目で通じ合う~~感じよね 同人誌いっぱい出てへん?平気か?
・ジャック・ジャー、タン・レン、野田はフィジカルがかなり強く、チン・フォンと野田は外れ値の目と脳みそがあり(特にチン・フォン)、野田には金がある ってことか 
・どうしても心配なこと ボコボコにされた死体袋の看護婦さんは無事だったの?それだけが気になる 無駄なモブ殺生はしなさそうな世界観だとは感じたが……

・小林ちゃんへのタン・レンのヘンテコアプローチ以外で特にいらん異性愛が挿入されないのも良かったな いや女子学生がキャーキャー言うところはあったか………
・夜の女王のアリアって何であんなに人気あるんだろう あれセンセーショナルで華やかな歌過ぎて「母親と娘の歌」としてちゃんと向き合ってもらえてるところ見たことない でも村田のへたくそな口笛の夜女はぞっとした 確かに演出効果高い曲なのかも

・コスプレパレード………コスプレパレード?!?!?!?
・野田、ミニスカドレスを手に取ってキャッキャしていたなら視聴者のご期待に応えてミニスカコスプレしろ 聖闘士星矢かい ちびまる子ちゃんには観客席からも怒涛の笑いが起きていた
・スラダンぽいバスケユニフォームが「数字」の対象になってるけど「湘北」が「将軍」になっててメチャクチャ笑った かなりぱっと見のローマ字が近いパロディでありつつネオジャパン語彙でポイント高い
・胸のサイズ「36D」って何?
・野田、ヘリコプターに乗って”I'm a King of Tokyo!!”からの失格扱いで何~~ッ!だったの、ほぼ海馬瀬人だよ ヘリに乗って高笑いして不測の事態でぬぬぬ……になるのはそれはもう海馬瀬人なのよ マブいね…
・チンフォンごめん 渋谷の交差点は赤になってからの方が渡る人間多いかもしれん
・駅を全力疾走するタン・レンとチン・フォンのコンビにせよ、スクランブル交差点のど真ん中に赤信号で飛び出してバスの上から札束をまく彼らにせよ、すごくアツいシーンなのに「非常識な中国人の挙動」としてこの世界のインターネットのおかしい人たちに死ぬほど叩かれそう……と暗澹たる気持ちになってしまった………
・トラウマ掘り返されるチン・フォンかわいそう スクランブル交差点あたりから怒涛のチン・フォンくんかわいそうタイム ラブデスターかよ

・村田意味不明だけどいいキャラしてんな~と思ったら有名俳優だったんだね……ただ個人的に強姦殺人には非常に厳しい目を向けているので死んで当然キャラだし愛することもないスわ… いやしかし自分から落ちていったのか これは自分を使いつぶしたQへの最後の抵抗だったとみることもできるのかもしれない 裁判での「自分の命を代償にする人がいますか~?」みたいな煽りがここに跳ね返る可能性ある
・ブラックライトの部分、言ってることはわかるけどどういうこと?別に「チン・フォンが塗料のついたお札をさわり、その後村田を触ったか触らなかったかで揉めるだろう」とは当然思ってなかった(村田に殺人の選択を迫られるとは思ってなかった)けど、金だけを求めているとは思えなかったのでいちおう金にツバつけといたのが思いがけない形で実を結んだということ?ちょっとでも触ってたらアウトだったならむちゃくちゃ危ない橋だな チン・フォン、あれで殺人の意識からまぬかれ得るとすれば相当なんというかこう 持ってるな
・そもそもなんであんなに手間かけて3億も4億も引き出さなきゃいけなかったんだろうね それもQのテストなの?まあノリもあるか
・チン・フォンくんかわいそうだけどズボンの刺繡がほんとにほんとにかわいいね………おじさんといいバディだよね 家族だ……力士にも反則勝ちしてるし……まじであの力士と増殖する剣道の人はなんだったの?力士は一体でいいのにジャック・ジャー不憫
・密室に閉じこめられてなお密室大好きチン・フォンくん

・Q、誘ったものと断ったもの なんの特別な繋がりもなく理解し合わないものたちの決別が抱擁の形なのエモだよ こういうのは抱く方の負けで、抱かれる方の勝ちなんだよ チン・フォンの勝ちだよ…… 男性間でもいや~なものから親愛のあるものまで、劇的に過剰に演出するでもなく自然に身体を接触させるシーンが結構多いのすごく好きですね
・正直田中さんの顔に、チン・フォンの能力を超えるほどのインテリジェンスは感じないんだけど………てか徒党でやってるQが1位であるところへ2位につけてるチン・フォンほんとに外れ値の脳みその強さなんだな 野田もか
・最後は最重要情報を足で稼いできたジャックジャー、それ見てぐいぐいランク上がったのも納得だなと思った 人には人の強みがあるってことか

妻夫木聡の顔初めてまともに知ったけどそりゃ「怒り」とか流行るわ(あれ妻夫木さんで合ってます?ずっと気になってたけど見ていない)
・検察が裁判長やるわけないから超混乱したけど川村のおばさまってふたりいる感じ?姉妹?(wiki見たら双子って書いてあった いやむずいよ)ウィンクする相手を間違えてるわよみたいなあれ、傍聴席にいたのお母さん?かと思ったけど違った?チン・フォンと違って野田氏と結婚した~~いにはならなかったが、あの傍聴席にいた女性としてギャ!て顔で見られたい という夢は発動した 
・正直終盤の怒涛のまくり難しかったんだけどタイからタンはすぐ戻ってきた?てこと?女の子がつき飛ばした、あれがヒントで? それで黒龍会に見つかって殺されかけた なるほど 書くと整理出来てきた
・キコちゃん?っていうのがあの派手髪の優秀そうなかわい子ちゃん?いつ来たの?どこの子?タイのあのジャンパースカート少女とは全然別キャラだよね?あと足を怪我したチン・フォンを助けに来た5人組だれ?知り合い?

・バックの話があまりにも重い 父と娘、秘められた憎しみと愛、真夏の方程式と同じようなパターンやな〜まああるあるね〜と思わんでもないがあまりにもきつい しんどくて本当に涙出た お母さん役きれいすぎるな 絶世の美女
・「お父さん」が娘と下っ端(渡辺さん)を結婚させることになんの「両家にとっての意味」があるのかと思ったが、自分の娘じゃないか 「お父さん」の養子かなんかとして相手がたの娘と結婚しろってことか
・「誰も本当には悪くなかったんだよ 難しいね」みたいな形でふんわり納得しちゃだめだよなこういう時 と最近とみに思う じゃあどうすればいいんだろう? 不幸なものはいつまでもどうやっても不幸なんだろうか 貧しく言葉がわからないことは不幸せへ常に容易に接続するのだろうか そうだとしたら変えなくてはいけないが、仮に世界を変えられても時間は戻らないので、世界が変わる前の不幸な子供や家族が遡及的に救われることはなく 帰り道そういうことを考え続けてすごくつらかった……

以上突貫初見感想でした。いやおもしろかった……普段絶対こんなこと言わないのにチン・フォンと結婚したい………ハウチャーミングユーアー……若い燕のような淡々としたかわいい外れ値男、ヘキが過ぎる……ちょっとバーフバリに近いところもあるのかな 終わりの微妙な納得いかなさというかもやもやはプロメアにも似ていたかも(それってある種の現実感かもしれないが) チン・フォンの行動原理みたいなものがしっかりわかりきらないまま見てたから(完全犯罪とか)、お父さんのところはなんとなくわかったけど、ニューヨークとバンコクも見たいな 見に行って良かったです。

夏至とうさぎの誕生日

夏至っていいですよね 6/21キリンの日、夏至です。日が長くて、暑すぎないし、春夏秋冬でも初夏でも晩秋でもない特に名前がついてない季節で、夕方のなまぬるーいサワヤカさが最高。一年中夏至でいい。紫陽花も咲いてるし

夏至の晩のうちにやっといた方がいいおまじないとかあるんじゃないかと思って調べましたけど、急ごしらえでなんとかなる範囲のものはなかったです 「まず篝火を焚きます」みたいなノリだったんでね

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夏至祝いにかこつけていいケーキを買いました ピエールエルメのルビーってやつ

ピエールエルメのケーキはマジで美味い 864円というまあまあな強気価格にも関わらず認知的不協和以外の方法で最高の体験をしたという気持ちにちゃんとさせてくれますね マカロンはぱりぱりでフルーツはおいしくてバタークリームでしっかりくっついてジャムとかと合わさって完璧のパーペキ ああおいしかった

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夏至なので夏野菜も食べたくてズッキーニのナムルも作りました。Twitterで作り方を見かけて試してみたんですがなかなか良かったです。輪切りにしてレンジで3分チンして鶏がらスープの素とめんつゆとごま油チャッとかけて混ぜるだけ 調味料の量は相当控えめでちょうどいいくらい

あーあ 一年中夏至がいいな

『草枕』と創造態度

陳腐なドラマを殺すぞ!の気持ちで作品づくりに取り組んだ経験があるなら夏目漱石草枕』は多少以上刺さると思う。長年積んでたけどようやく読んだ。途中京極夏彦の一番読みにくいとこみたいになってきて読みにくかったけど。以下感想というか思想の話です。未読の人にも既読の人にも分からんかも。なんとなく通じるよ、と思ってくれる人がいれば有難い。

 

祖父に漱石は『こころ』よりよっぽど草枕や行人がおもしろいぞと昔言われたがなるほど確かにというところもあった。『草枕』と『こころ』を比べてみると後者は作者本人が「こんなんクサいぜ、人間が人間して人間関係してるじゃねえか」と思いながら書いてる香りがなんとなく立ちのぼっているような気がしなくもない。偏見かも。

いくら傑作でも人情を離れた芝居はない。理非を絶した小説も少かろう。どこまでも世間を出ることができぬのが彼らの特色である。(……….)どこまでも同情だとか、愛だとか、正義だとか、自由だとか、浮世の観工場にあるものだけで用を弁じている。いくら詩的になっても地面の上を駆けあるいて、銭の勘定を忘れるひまがない。シェレーが雲雀を聞いて嘆息したのも無理はない。

ストーリーテリングでなさ」にパチッと舵を切り、風景の提示と、語り手の思想の提示に終始している『草枕』は気持ちがいい。もちろんそこには同情も自由も驚きも喜びもあるんだけど、すごく個人的で過剰なところがない気がする。

収斂していくドラマ、みたいな意味での物語性は多分自覚的に低いが、その方がいい。ただ那美さんのキャラクターがあまりにもいいから、彼女がこの作品をただの無為小説、語り手による芸術論の観想だけの絵にしてくれない。那美さんも色々バックグラウンドとしては読んでてキツイところもあるはずなのだが、あまりにも素敵なので、この本ならつらい思いをしてる女友達にすすめてもいいかなと思える。(女性の描写がひどい作品は人に勧められない。古典小説の場合特に気を使う。古典に限らずちょっと前の漫画やドラマなんてもっとその傾向が強い気がするが)

那美さん、よすぎて抜粋するところがないよ 登場部分全部抜き出さなきゃいけなくなる

草枕』は那美さんの素敵さで人に勧められると同時に、作品論や創作論としても非常に誠実なようなそうでもないような、しかし頭をブン回して創作しては自分と社会を殴り転がり回っているような頭のいい友人にはぜひ勧めたいと思えるような箇所がそこかしこにあったので、いいものを読んだなあという気持ちになった。

 

物語をやりながら漱石いうところの「非人情」をやりたいと思ったことがある人は少なくなくあってほしい、というか自分はそう。「意味を殺す」「ただそこにある何か」「あるけど誰も気に留めない何か」「ただの風景、ただの必然性、価値判断なし」みたいな言い方を自分はしてきたが、そういうものを書きたいし、そういう作品に触れたり作ったり読み解いたりそういう解釈をできる人と話したい。

「意味を殺すぞ〜!」は頻繁に掲げるスローガンだが、どういうことかを上手に言い換えるのかは難しい。そもそも私の語彙ではなくて、尊敬する表現者がよく使う言葉をもらって使っているからなんだけど……ただなんというか、なんでも誰でも食える情緒(特に性愛や恋愛、心の結びつき)に落とし込んでやるもんか、よくある道徳の教科書みてえなつまらん情緒を万物に代入させねえぞ、すべてを個別具体的に見て見たままのことだけ書くぞ、みたいなのが近いと思う。子どもが「ふーん」と言ったんだったら子どもがふーんと言っただけなんだみたいな……何か受け手が勝手なことを妄想すんなというか………伝わる????人を思いやるなって意味じゃないんだけど………

運命は卒然としてこの二人を一堂のうちに会したるのみにて、その他には何事をも語らぬ。

これ…………ありがとう漱石先生……

「きみがぼくが」とか言いたくない。出会って運命❤️必然❤️愛❤️もやりたくない。ただ必然を書きたいし、ぼんやりと出会ってぼんやり離れていくものを書きたい。うれしくも悲しくもないけどぼんやり何か笑ってるとか、誰1人いない涼しい夏の朝をこれが愛そのものだと思うとか、きみとぼくで完結できる世界なんて一個もなくて「自分」と「社会」に全部吸われるとか。とにかく何も起こってないか、何も思ってない、そういう風景がもっとほしいな〜といつも思っている。ドラマティック疲れとロマンティックラブ嫌いのコンボなのかもしれない。

遠くから見ること、むやみに没入しないことなのかな……?ロマンティックもドラマティックも効果的に現れる分にはグッと来ることだってちゃんとあるんだけど

 

ま、漱石が天才なのはこれ読んでワアワア自分の創作論や芸術論を語りまくる人間がこれまでにも500000000人くらいいたことなんだろうなって思う ゆえに天才 那美さんと「余」に下衆の勘ぐりするような読み解きする人間の8000万倍マシでしょう 非人情と明言されたものをさあ……(自分で想定した架空のものに自分でキレるな)

 

以前、能における「水の女」として那美さんを解釈してみる(そこへオフィーリアが重なってくる)、という論考に触れたことがあって、それで興味を持って草枕を買ったんだけど、そこは知識が甘すぎて今回十分読み解けなかった。書いてる漱石の知識量がとんでもないから、賢くなればなるほどいろんな層からの読み方ができるようになるんだろうな これを書いてる最中に祖母から「おばあちゃんは今草枕を読んでいます」というLINEが来てビビりました この言い方あまりしたくないけど血ってあるんだな……………

 

飲み込みにくくはあるけど読みやすさはあるし、ボリュームも展開数も把握しなきゃいけない登場人物の量もさほどでないので、緑茶と水ようかんとかが手元にある日に読むにはすごくいいと思う。またいろんな局面で読み返したいなと思える作品でした

草枕 (岩波文庫)

草枕 (岩波文庫)